王道のミュージカル映画『ザ・プロム』
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Netflixオリジナル映画という事で鑑賞しました。王道のミュージカル映画で見応えがあったので点数は70点です。
『ザ・プロム』あらすじ
落ち目の舞台俳優達が自身のイメージを上げる為に、プロムに行く事を禁じられた同性カップルの手助けをしようと試み、彼女たちが住むインディアナ州に向かうが…
『ザ・プロム』スタッフ・キャスト
監督:ライアン・マーフィ
原作:チャド・ベゲリン、 ボブ・マーティン、 マシュー・スクラー
ディーディー・アレン:メリル・ストリープ
バリー・グリックマン:ジェームズ・コーデン
アンジー:ニコール・キッドマン
トレント:アンドリュー・ラネルズ
エマ・ノーラン:ジョー・エレン・ペルマン
アリッサ:アリアナ・デボース
『ザ・プロム』感想(ネタバレあり)と評価
Netflixオリジナル映画は『マリッジ・ストーリー』など面白いと感じる作品がいくつかあったので、本作も予告編などを見て楽しみにしていたのですが年末で色々と仕事がバタバタしており…正月休みでようやく鑑賞しました。
さて早速、本作の感想ですが、予告編通り王道のミュージカル映画で安心して観る事が出来る作品でした。監督を調べた所、日本でも人気となった海外ドラマ『glee/グリー』の監督を務めたライアン・マーフィーが本作でも監督という事で作品の安定感にも納得しました。また、主要キャストもメリル・ストリープを始めとした豪華キャストが歌って踊るのでそれを観るだけでも価値がある作品かと思います。
ただ、王道なストーリー・豪華なキャストの演技も少し真新しさに欠けるなと感じるシーンが多く、終盤は少し飽きてしまいました。作品テーマこそ性的マイノリティーにスポットを当てているテーマではあるのですが、個人的にはもう少し映画として盛り上がる面白い演出が欲しかったというのが、鑑賞後に思った正直な感想です。
一方でそれを差し引いても歌唱・キレキレのダンスなどのミュージカルシーンのレベルは物凄いのでNetflixマネーで作られる作品の凄さを再認識させられました。今後も映画制作は、コロナの影響を考えるとNetflixなどのサブスク系の会社制作が増えるかと思いますが、サブスク系だからこそ可能な挑戦的な映画をどんどんと制作して欲しいと思いました。わざわざ本作を鑑賞する為にNetflixに加入する程の作品では無いかもしれませんが、Netflixに加入済みの方であれば鑑賞しても良い作品かと思います。