映画好きサラリーマン!クリントのブログ

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『魔女見習いをさがして』アラサーにも刺さる!?おジャ魔女世代は必見の作品!

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鑑賞して行く中でおジャ魔女を観ていた頃の思い出を思い出しながら観てしまいました。色々と懐かしい思い出を思い出させてくれた感謝も込めて点は少し高めです。75点

 

『魔女見習いをさがして』あらすじ

教員を目指す大学生の長瀬ソラ、帰国子女の会社員の吉月ミレ、ダメな彼氏に振り回される川谷レイカの3人が、鎌倉にある魔女見習いが集まっていたMAHO堂の舞台となった洋館で偶然出会い、そこから彼女たち3人の物語が動き始める。

 

『魔女見習いをさがして』スタッフ・キャスト

監督:佐藤順一  鎌谷悠

原作:東堂いづみ

脚本:栗山緑

 

長瀬ソラ:森川葵

吉月ミレ:松井玲奈

川谷レイカ百田夏菜子

久保聖也:浜野謙太

大宮竜一:三浦翔平

『魔女見習いをさがして』感想(ネタバレあり)と評価

おジャ魔女どれみ』をリアルタイムで見ていた世代としては、絶対に映画館で鑑賞したい作品だと思っていたので、かなり期待を持ちつつ鑑賞したのですが、期待を裏切らない作品でした。

冒頭から懐かしのキャラクターと共に「おジャ魔女カーニバル」が流れて懐かし過ぎていきなり涙腺が緩みました。ちなみに今作は、殆ど『おジャ魔女どれみTVシリーズの登場人物達は登場せず、基本的には『おジャ魔女どれみ』に幼い頃に憧れていた3人の大人(女性)が中心となって話しが進んで行き、3人がそれぞれ抱える悩み・問題が『おジャ魔女どれみ』を通じて解決していくというストーリーとなっております。

シンプルなストーリーではあるのですが、3人の抱える悩み・問題はそれぞれ中々に私たちも少なからず共感出来る内容となっており、安直に魔法だけでは解決しないというシリーズの根幹にあるテーマを今作も引き継ぎつつ、それらを超えていく彼女たち3人の成長がしっかりと作中を通して描かれているのも「おジャ魔女どれみ」記念作品らしいなと感じました。

個人的には、下手に大人になった当時の登場人物達を登場させるより、今作の様に鑑賞者目線のオリジナルキャラクターと共に「おジャ魔女どれみ」を振り返りながら新たなストーリーを楽しむと言ったスタイルで良かったと思っております。

また、ストーリーだけでなく今作で断トツに素晴らしかったのが描き込まれた自然の風景です。私は監督の佐藤順一監督の『ARIA』『たまゆら』などのファンでもあるのですが、やはり両作品と同様に本作でも自然の風景を綺麗に描いており、大画面でその風景を見る事が出来、満足でした。

※特に、夕陽で光る渡良瀬橋の河原で主人公の長瀬ソラが大宮竜一に告白したシーンは必見です。

 懐かしさだけでなく映画としても見応えある作品なので、『おジャ魔女どれみ』を知らない方でも楽しめる作品ではあると思いました。

※『おジャ魔女どれみ』 世代は間違い無く、男女問わず楽しめます。